[2022_06_19_10]「南海トラフとの関係性はない」石川県の地震を受け、徳島大教授が見解(徳島新聞2022年6月19日)
 
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「南海トラフとの関係性はない」石川県の地震を受け、徳島大教授が見解

 2022/6/19 21:50
 19日午後に発生した石川県能登地方を震源とする震度6弱の地震について、徳島大大学院の馬場俊孝教授(津波防災学)は徳島新聞の取材に対し、「南海トラフ巨大地震との関係性はない」との見解を示した。
 馬場教授によると、能登地方では2021年9月に最大震度5弱を観測するなど、20年12月から群発的な地震活動が続いており、今回はその一連で最大規模の震度だったと説明する。南海トラフ巨大地震はフィリピン海プレートとユーラシアプレートとの境界で起きるもので「今回の地震はユーラシアプレート内部で発生している。関係性はない」と述べた。
 一方、県内では17日未明に最大震度4の地震を観測した。馬場教授は「南海地震に限らず、他の地震も含めて十分な備えが大切だ。被害を少なくするため、家具の固定や避難場所の確認を進めてほしい」と呼び掛けた。
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