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不適切な身分証で原発に侵入した問題に抗議 島根県
　協力会社から業務の依頼を受けた業者が島根原発の構内に有効期限を偽った身分証明書で立ち入った問題について、5月24日、市民グループ「原発ゼロをめざす島根の会」が島根県と中国電力に申し入れを行った。
　この問題について中国電力は「不審な行為はなく、安全性に影響はない」とし、発覚の経緯や対策に関しては核物質保護の観点から明らかにしておらず、市民グループはその公表を求めた。
　市民グループ：「ウクライナ侵攻のなかで、原子力発電所が直接狙われることが起きて、こんなに簡単にあれだけ危険なものを抱えている島根原発に簡単に人が入れる（と思ってしまう）。」
　要望を受けた島根県の担当者は…
　島根県防災部　周山幸弘次長：「中国電力に対しては、原因究明と再発防止等を求めております。国の原子力規制庁にも厳格な指導を行っていただきたいと考えております。」
　また今回の要望に中国電力は、今後市民グループと日程を調整し、意見交換を行う場を設けたいと話している。