[2022_03_25_06]福島原発処理水の海洋放出、IAEAの原子力規制委への調査終了…「2か月後に報告書」(読売新聞2022年3月25日)
 
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福島原発処理水の海洋放出、IAEAの原子力規制委への調査終了…「2か月後に報告書」

 東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出計画を巡り、国際原子力機関(IAEA)の調査団は25日、原子力規制委員会に対する調査を終えたと発表した。記者会見したIAEA原子力安全・核セキュリティー局のリディ・エブラール次長は「2か月後をめどに報告書をまとめたい」と語った。
 調査団はIAEAの担当者8人と各国の専門家8人で構成され、このうち専門家2人はオンラインで参加した。東電が昨年12月に規制委に申請した処理水の海洋放出計画の審査状況について、規制委員や規制委事務局の原子力規制庁職員に聞き取り調査をした。
 処理水は同原発の汚染水を浄化した後、放射性物質トリチウム(三重水素)が残った水。同原発で増え続けており、敷地内のタンクに貯蔵されている。政府が昨年4月に海洋放出を決め、来年春の放出開始を目指している。
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