[2022_03_23_07]福島第1原発、地震で天井クレーン故障 共用プール建屋(サンスポ2022年3月23日)
 
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福島第1原発、地震で天井クレーン故障 共用プール建屋

 東京電力は22日、震度6強を観測した地震で、福島第1原発の共用プール建屋にある天井クレーンが故障したと発表した。共用プールでは、6号機原子炉建屋から取り出す使用済み核燃料の受け入れスペースを確保する作業を月内に始める予定で、東電は「支障が出ないように復旧を進める」としている。
 クレーンは、共用プールで十分に冷えた燃料を空冷保管するための金属製容器「キャスク」を移動するのに使用。地震後にクレーンが東西方向に移動できなくなっており、目視点検で走行車輪近くのカバー2カ所に亀裂が見つかった。
 また東電は1号機の格納容器内部の水位が地震前から約40センチ低下していることを確認した。地震直後には約20センチ低下しており、地震により損傷が拡大したとみられる。東電は地震前の水位を約1・8メートルとしていたが、地震後の調査で約2メートルだったことが判明したと説明。現在の水位は約1・6メートルという。
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