[2021_12_14_03]原発「即禁止」はリアリティある国の運営 『れいわ新選組の脱原発戦略』… 山本太郎+渡辺てる子(れいわ新選組) NONUKES VOICE 30号・巻頭文を紹介します 柳田真(たんぽぽ舎共同代表)(たんぽぽ舎2021年12月14日)
 
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原発「即禁止」はリアリティある国の運営 『れいわ新選組の脱原発戦略』… 山本太郎+渡辺てる子(れいわ新選組) NONUKES VOICE 30号・巻頭文を紹介します 柳田真(たんぽぽ舎共同代表)

 ○最近地震が多い。我家も6畳間の天井の一部が半分こわれた。
 (少し前の地震で)
 地震のとき、いつも思う。「原発は大丈夫か?」と。
 10年前の東電福島第一原発事故を考えれば、「原発は大丈夫」と とても思えない。原発がとても危ない!と思う。

 そう思っているとき、昨日届いたNONUKES VOICE 30号(冬号)にピッタリの文章がのっていたので紹介します。
 山本太郎さんの言葉です。…「いちばんリアリティを持った国の運営を考えるならば、原発をすぐ止める以外方法がありません。首都圏直下地震、南海トラフ地震に備えなければならない。『段階的に』とか言っている場合じゃない。」

 ○本文より紹介

 「私自身の原点でもある原発のお話ですね。これは「段階的に」とか言っている場合じゃないんですよ。いつ来るかわからないという首都圏直下地震、南海トラフ地震に備えなければならない。
 被害の予測値を見ただけでも、とてもじゃないが原発など維持できない。
 たとえば首都圏直下地震によって20年に及ぶ経済被害が730兆円を超えています。それだけの大きな地震が起きて原発だけ安全だなんていうことはありえません。南海トラフ地震による20年にわたるGDPの損失(経済的被害)を見ても、1410兆円(土木学会2018年調査)。
 いちばんリアリティをもった国の運営を考えるならば、原発をすぐ止める以外方法がありません。
 2011年に起きた原発事故はスリーメルトダウンで、いま水をかけるだけでコントロールできていませんね。
 数百年単位で収束を見ていかなければならないシロモノを抱えたまま次の大地震で複数の原発で事故を起こしてしまえば、これはもう手が付けられない。
 やるべきは、一刻も早く原発を止める、禁止することだと思います。
 そこに対して一番問題となってくるのは、原発立地帯をどうするのかということ。私たちは財政的支援を継続していきながら、産業の転換などをしっかりと国が後押ししていく。
 原子力産業、石炭火力産業の分野で力を尽くしてきた方々に対しても、新エネルギーの分野でしっかりと活躍していただく。安心して新分野で働いていただく。こういう移行の仕方ですね。」

 ☆雑誌の名前が変わります→「季節」へ 現在名のNONUKES VOICE から次号31号より<原発許すな!再稼働を阻止!虐げられた者が繋がる拠点「季節」>に次号より変更とのこと−NONUKES VOICE 編集委員会の巻頭言・お知らせより−

☆たんぽぽ舎で「NONUKES VOICE 読者会を近日始めます− 第1回は2022年1月頃(詳細は日時決定後にお知らせします)
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