[2021_12_04_04]玄海原発での事故を想定し防災訓練 コロナで規模縮小【長崎県】(テレビ長崎2021年12月4日)
 
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玄海原発での事故を想定し防災訓練 コロナで規模縮小【長崎県】

 佐賀県の玄海原子力発電所で事故が起きたことを想定した防災訓練が4日、ありました。
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、訓練の参加人数や規模は2020年に続いて2021年も縮小して実施されました。
  「先ほど、原子力緊急事態宣言を発出し、関係自治体への避難、および屋内退避等の指示を行った」
 訓練は、佐賀県を震源とする地震が発生し、玄海原発4号機の原子炉が破損、放射性物質が外に漏れ出したとの想定です。
 玄海原発から30キロ圏内にある4つの市や警察、消防、自衛隊など55の機関から約900人が参加しました。
 松浦市 友田吉泰 市長 「事故の進展に備え、鷹島地区の集団避難のためのバスの手配を要請します」
 原発から最短で8.3キロに位置する松浦市鷹島町では、保育所に通う園児を保護者に引き渡す訓練も今回、初めて盛り込まれました。
 新型コロナの影響で、住民の参加人数や訓練の規模は2020年に続いて、2021年も縮小しています。
 県危機管理課 近藤和彦 課長 「避難に時間がかかる。受付、スクリーニングの時間短縮などが今回の訓練では検証できない。そういったことも含めて訓練も重ねていきたい」
 原発から30キロ圏内では、住民がバスなどで避難する際、窓を開けて換気することは難しく、感染と被ばくの両方を防ぐにはどうしたらいいのか今後 検討が必要です。
 テレビ長崎
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