[2021_11_05_09]「搬入1基目は柏崎刈羽」 RFS社長、むつ市に釈明(東奥日報2021年11月5日)
 
 むつ市とむつ市議会は4日、市役所でリサイクル燃料貯蔵(RFS、本社むつ市)の高橋泰成社長からヒアリングを行った。10月22日の市議会特別委員会で、中間貯蔵施設に搬入する1基目のキャスク(使用済み核燃料を収めた容器)がどの原子力発電所から来るのかについて「今後の協議事項」とした同社の答弁について再確認。高橋社長は「1基目は(東京電力)柏崎刈羽原発から搬入する」と説明した。
 高橋社長は、特別委で「協議事項」とした理由を「柏崎刈羽原発は原子力規制委員会から核燃料の移動禁止措置を受けている。そこから(燃料を)持ってきますーと、議会で明言していいのか迷いが生じた」と釈明した。
 宮下宗一郎市長は「われわれが(1基日の話に)こだわりを持つのは、昨年共用化の話が降って湧いたから。特別委で『協議事項』と答弁したことと共用化が関係ないと明言を」と注文。高橋社長は「共用化の話は電事連、親会社の東京電力からも一切ない」と重ねて説明した。(烏谷部知子)
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