[2021_10_22_01]大間原発 地震の揺れが従来より3割増大の計算結果 電源開発(NHK2021年10月22日)
 
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大間原発 地震の揺れが従来より3割増大の計算結果 電源開発

 大間町に建設中の大間原子力発電所について、事業者の電源開発は、国が示した新たな計算方法で想定される地震の揺れの強さを算出した結果、従来よりも3割あまり大きくなったことを明らかにしました。
 今後、この結果などを踏まえて安全審査が行われる予定で、追加の対策工事が必要になる可能性もあります。
 電源開発が大間町で建設を進めている大間原子力発電所は、完成すれば、使用済みの核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜたMOXとよばれる燃料だけで発電できる、世界で初めての商業用の原発で、新しい規制基準に基づく安全審査が続いています。
 原子力規制委員会はことし4月から、原発の事業者に対して、震源が特定できない地震の揺れの想定について、過去に起きた地震のデータを5倍に増やした新たな計算方法で算出するよう求めています。
 電源開発は、大間原子力発電所について新たな計算方法で想定される揺れの強さを算出した結果、最大で横揺れが868ガル、縦揺れが597ガルになったと22日、明らかにしました。
 従来の想定と比べると、横揺れが33%、縦揺れが37%それぞれ大きくなっています。
 電源開発は、新たに算出された揺れの大きさでも、基礎地盤は十分な安全性があることを確認したとしています。
 一方、原子力規制委員会は、この結果などを踏まえて安全審査を行う予定で、場合によっては、追加の対策工事が必要になる可能性もあります。
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