[2021_10_07_09]規制委、敦賀2号業務体制の審査継続/「結論出す状況にない」(電気新聞2021年10月7日)
 
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規制委、敦賀2号業務体制の審査継続/「結論出す状況にない」

 原子力規制委員会は5日、日本原子力発電敦賀発電所2号機の審査資料作成に関わる業務プロセスを確認するために同社本店で実施していた2日間の検査を終えた。敦賀2号機の審査では昨年2月に原電が審査資料を不適切に書き換えていたことが発覚し、現在は審査が中断している。今回の検査は審査再開の是非を判断するために実施したが、規制委は検査で確認すべき事項がまだ残っているとしており、検査を継続する方針。
 原電は敦賀2号機の審査資料であるボーリング柱状図の記載のうち、肉眼観察に基づく当初の地質評価結果を顕微鏡による薄片観察に基づく地質評価結果で上書きしていた。規制委は柱状図について「生データ」でなければならないとし、原電のデータの取り扱いを問題視。審査を中断して原電に元データや再発防止策を提示するよう求めた。(後略)
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