[2021_10_05_03]東電社長に柏崎市長が原因分析の甘さ指摘(新潟放送2021年10月5日)
 
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東電社長に柏崎市長が原因分析の甘さ指摘

 新潟県柏崎市の桜井市長は5日、東京電力の小早川社長と面会していたことを明らかにしました。小早川社長は柏崎刈羽原発の一連の問題を謝罪し、改善計画を説明したということです。
 柏崎刈羽原発では侵入検知設備の故障といった核物質防護に関わる問題が相次いでいて、東京電力は原子力規制委員会の求めに応じて9月に改善措置報告書を提出していました。
 柏崎市の桜井市長によりますと、東電の小早川社長は4日に市役所を訪れ市長と面会しました。小早川社長からは問題についての謝罪と報告書についての説明があり、桜井市長は報告書の問題点を指摘したということです。
 【柏崎市 桜井雅浩市長】
 「私だったならば『なぜ私たちは間違いを繰り返してしまうのか』もしくは『私たちはなぜ変わることができないのか』という副題を
 (報告書に)付けたら良かったのではないでしょうか、ということは社長にも所長にも申し上げた」
 桜井市長は「気持ちが入っていない。原因はもっと深いところにあったのではないか」などと伝え、原因分析の甘さを指摘したということです。東電によりますと小早川社長は今後、タイミングをみて新潟県や刈羽村への訪問も検討しているということです。
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