[2020_10_21_08]核燃サイクル、打開策見えず 青森県と10年ぶり協議 政府(時事通信2020年10月21日)
 
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核燃サイクル、打開策見えず 青森県と10年ぶり協議 政府

 政府と青森県は21日、首相官邸で開いた「核燃料サイクル協議会」で、使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクル政策を推進する方針を確認した。
 しかし、東京電力福島第1原発事故を機に原子力の信頼は失墜し、核燃料サイクルの推進に不可欠である原発再稼働や高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定は難航。打開策は見いだせていない。
 約10年ぶりとなる協議会は、核燃料を再び使えるように加工する日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)が竣工(しゅんこう)に近づきつつあることを受けて同県が開催を申し入れた。三村申吾知事は会合で、これまでの確約に基づき最終処分地を県内に置かないよう政府に改めて要望。協議会終了後に記者団に対し「(加藤勝信)官房長官からもそういう話をいただいた」と述べ、政府の理解は得られたとの認識を示した。
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