[2020_10_21_06]【証言あの時】前伊達市長・仁志田昇司氏 地域実態分かってない(福島民友2020年10月21日)
 
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【証言あの時】前伊達市長・仁志田昇司氏 地域実態分かってない

 「(住民から)非難されたが、それには理由があった」。前伊達市長の仁志田昇司は自宅で資料を手に取り、東京電力福島第1原発事故に伴い伊達市に特定避難勧奨地点が指定された背景を語り始めた。
 2011(平成23)年3月11日。東日本大震災が発生した。伊達市に浜通りからの避難者を受け入れながらも「原発は大変なことになっているな」と、どこか人ごとのように感じていた。
 3月23日、政府が緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による放射性物質の拡散予測を発表した。放射性物質は原発から北西の方向へと、つまり伊達市に向かって広がっていた。仁志田の危機感は一変した。
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