[2020_10_21_05]核燃料サイクル協議会、青森県が政策維持求める(TBS系2020年10月21日)
 
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核燃料サイクル協議会、青森県が政策維持求める

 原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出して再利用する核燃料サイクル政策について、政府と青森県の協議会が開かれ、青森県の三村知事はサイクル政策の堅持を求めました。
 「今後の着実な核燃料サイクルの推進に向け、実りある協議を行いたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」(加藤勝信 官房長官)
 協議会は、青森県の六ヶ所村で建設中の日本原燃の使用済み核燃料の再処理工場が新しい規制基準の審査に合格したことなどを受けて、およそ10年ぶりに開かれました。
 青森県は改めて、国に原子力発電と核燃料サイクルの推進を求めるとともに、青森を「高レベル放射性廃棄物」、いわゆる「核のごみ」の最終処分地にしないよう要望しました。政府も原子力は脱炭素化を実現していく観点からも、重要なエネルギーであると強調したうえで、核燃料サイクルを堅持するとしました。ただ、再処理でできるプルトニウムの十分な利用は見通せておらず、核燃料サイクルが既に破綻しているとの指摘もあります。(21日14:45)
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