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近藤正道元参院議員擁立へ柏崎市長選　市民団体が最終調整
　任期満了に伴う新潟県の柏崎市長選（１１月８日告示、１５日投開票）で、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に反対する複数の市民団体が、柏崎高校出身の弁護士で元参院議員の近藤正道氏（７３）＝新潟市西区＝の擁立に向けて最終調整していることが２３日、分かった。近藤氏は新潟日報社の取材に対し「現時点では検討中としか言えない」と述べた。２５日に柏崎市で団体側に返答する。
　柏崎市長選を巡っては、告示が１カ月半後に迫った現時点で立候補の表明がない。現職の桜井雅浩氏（５８）は、今月下旬に再選出馬について態度を表明するとしている。
　近藤氏は、柏崎刈羽原発の再稼働問題について「最終的に市民が決めるべきだと思うが、私自身は原発のない柏崎を望む」と話した。桜井氏は同原発６、７号機の再稼働について「条件付きで容認する」としており、近藤、桜井両氏による選挙戦になれば再稼働問題が争点になるとみられる。
　近藤氏は出雲崎町出身。柏崎高、中央大卒。県議５期を経て、２００４年に参院選新潟選挙区に初当選。１０年に落選した。社民党県連代表も務めた。