[2020_09_12_05]〔東日本大震災・原発事故の記憶と教訓〕伝承館が完成 福島県双葉町に9月20日オープン(福島テレビ2020年9月12日)
 
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〔東日本大震災・原発事故の記憶と教訓〕伝承館が完成 福島県双葉町に9月20日オープン

 福島県双葉町中野地区。
 震災の爪痕が残る場所がある一方で、このエリアには伝承館が完成し復興への歩みを着実に進めている。
 総工費53億円をかけて整備された「東日本大震災・原子力災害伝承館」
 中に入ってまず目に飛び込んでくるのは7つの大画面。震災直後の映像などが映し出される。
 伝承館の内部は時系列で展示物が並んでいて一番最初のコーナーには震災と原発事故前の相双地域の暮らしが紹介されている。
 集められた24万点以上の資料のうち展示されるのはおよそ150点。
 津波で流されたポストや、住民の避難状況を記録したホワイトボードなど、どれも当時の緊迫した状況や被害の大きさを物語っている。

 伝承館には29人の語り部も所属し、自らの経験を伝える。
 福島県 生涯学習課・渡邉賢一課長:「この福島で起こったことを事実と教訓、経験をみなさまにご理解いただいて。みなさまの学びに生かしていただけるよな伝え方をしてまいりたいと思っています」
 2020年9月20日にオープンする伝承館。震災の記憶と教訓を世代を超えて発信する。

<東日本大震災・原子力災害伝承館>
【入館料】大人600円 小中高300円 大人団体(20名以上)480円 小中高団体(20名以上)240円
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