[2020_07_20_03]鹿児島・川内原発1号機 制御棒曲がった原因は挿入時の接触か(MBC南日本放送2020年7月20日)
 
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鹿児島・川内原発1号機 制御棒曲がった原因は挿入時の接触か

 定期検査中の鹿児島県の川内原発1号機では、今月16日に原子炉の核分裂を制御する制御棒のうちの1本が曲がっているのが見つかりました。原因を調べていた九州電力は20日、「24本の制御棒を束ねた制御棒クラスタを燃料集合体から取り出して検査し、元の場所に戻す際に、十分に収納されないままで挿入しようとして制御棒うち1本が燃料集合体の入った容器と接触したのが原因をみられる」と発表しました。
 制御棒が曲がったことについて、九州電力は「安全性に影響はなく、国や自治体への報告の必要がない軽微な事象」としていますが、部品を交換するとともに、今後はモニターによる確認手順を追加し、現場での確認者を明確にするなどの対策を取るとしています。
 川内原発1号機は今年3月、2号機は今年5月から定期検査に入っていてどちらも停止中です。
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