[2020_07_04_01]日奈久(ひなぐ)断層帯(益城町〜水俣市西方沖の約86キロ)にはひずみ蓄積…マグニチュード8.1の巨大地震の可能性がある 川内原発(鹿児島県薩摩川内市久見崎町)の運転に危機感を覚えます! 青木幸雄(宮崎の自然と未来を守る会)(たんぽぽ舎2020年7月4日)
 
参照元
日奈久(ひなぐ)断層帯(益城町〜水俣市西方沖の約86キロ)にはひずみ蓄積…マグニチュード8.1の巨大地震の可能性がある 川内原発(鹿児島県薩摩川内市久見崎町)の運転に危機感を覚えます! 青木幸雄(宮崎の自然と未来を守る会)

 現在、鹿児島県では7人の立候補者が出て知事選の真っ最中です。先の知事選では、熊本地震が起きた直後(あるいは最中)でもあり、川内原発の運転に鹿児島県民ならずとも危機感を共有していました。
 しかし、「喉元過ぎればなんとやら」で、川内原発に対する地震の危機感はどこかに飛んでしまっているようです。
 そういう中、昨年には、熊本地震を起こした布田川(ふたがわ)断層帯(南阿蘇村立野付近〜上天草市大矢野町の約66キロ)と日奈久断層帯の内、日奈久断層帯の八代市付近と水俣市沖付近はひずみがたまったままであり、連動して動けばM(マグニチュード)8.1の巨大地震の可能性があるとの報道がありました。それも考えられていたより切羽詰まっているとも。
 また、日本地質学会では、中央構造線の延長とも言われる臼杵−八代構造線は、「川内市沖に定置の可能性が高い」との報告もあります。
 加えて、川内原発の沖には国の地震調査研究推進本部が主要活断層帯に追加した甑(こしき)断層帯などもあり、川内原発の運転(現在特重施設未完成で停止中)に強い危機感を覚えます。(参考記事を下記掲載)

◎原子力資料情報室声明 熊本地震と川内原発に関するコメント
 あらたな脅威を引き起こさないために川内原発を
 とめるべきと私たちは考えます
    「NPO法人原子力資料情報室」2016年4月20日
https://cnic.jp/6965

◎熊本で再び大地震も「震度7クラス、確実」
 日奈久断層帯「ひずみ」残る 九州大など活断層調査
 やっておきたい備えは
(クロくま編集部2019-11-05 12:00)
https://crosskumamoto.jp/article/11733/

◎九州山地西縁の日奈久断層の再検討
https://www.jstage.jst.go.jp/pub/pdfpreview/geosocabst/2015/0_2015_134.jpg
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