[2020_06_23_06]女川原発住民避難計画…「実効性がない」市民団体が質問状〈宮城〉(仙台放送2020年6月23日)
 
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女川原発住民避難計画…「実効性がない」市民団体が質問状〈宮城〉

 女川原子力発電所の重大事故を想定した避難計画について、市民団体が「実効性がない」とする公開質問状を県に提出しました。
 質問状は県内の25の市民団体が共同で提出しました。
 女川原発をめぐっては6月22日、国の原子力防災会議が、重大事故を想定した住民の避難計画を了承しました。
 しかし、県の試算では、原発から30キロ圏内の住民が一斉に避難した場合、渋滞が発生し、5キロ圏内の住民が避難先に着くまで、最長で5日以上かかることが分かっています。
 市民団体は、避難者が放射性物質の検査を受ける検査場の立ち上げには、数日かかるため、「実際の避難日数は、さらに長くなる」などと主張しています。
 質問状を提出した 多々良哲さん
 「避難計画は実効性がない。まともに県民の命や健康を守ろうと、真剣に検討した中身になっていないのは明らか」
 質問状に対して、県は書面で回答する方針です。
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