[2020_06_17_01]女川原発事故と感染拡大に備え 避難計画に“感染防止策”盛り込む〈宮城〉(仙台放送2020年6月17日)
 
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女川原発事故と感染拡大に備え 避難計画に“感染防止策”盛り込む〈宮城〉

 東北電力・女川原発の事故を想定した避難計画に、新型コロナウイルスの感染防止策が盛り込まれることになりました。
 6月17日に開かれた国や県などでつくる「女川地域原子力防災協議会」では、今年3月に取りまとめた避難計画について、新型コロナウイルスの影響を話し合いました。
 会議では、住民を「被ばくリスク」と「感染リスク」の両方から守る必要があるとして、避難計画に感染防止策を盛り込んだ改訂案が示されました。 改定案では避難する際、「感染者」と「それ以外」の人に分けた上で、可能な限り「別々の車」で移動し、「別々の避難所」に避難するとしています。
 また、自宅などで屋内退避する場合には被ばくを避けることを優先し、「換気は原則行わない」としています。
 改定案は今後、政府の原子力防災会議に諮られますが、「密」を避けるため、車両が足りない場合にはバスを増やすことやピストン輸送も必要になるとされていて、避難の実効性をどう担保するかが課題となります。
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