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女川原発１号機　宮城県など廃炉計画に同意
　宮城県などは２２日、東北電力に対し、女川原子力発電所１号機の廃炉計画に同意することを伝えました。これにより、東北電力は廃炉作業への着手が可能となり、２０２０年９月までに作業を始める方針を示しました。
　２２日県庁には、東北電力の金澤定男原子力部長が訪れ、県の鈴木秀人環境生活部長から廃炉計画への同意を示す文書を受け取りました。県は、計画に同意したうえで、使用済燃料の適切な処理や県民への分かりやすい情報提供などを東北電力に要請しました。東北電力は２０１９年７月、安全協定に基づき、県と石巻市、女川町に廃炉計画に関する事前協議を申し入れていました。２２日に石巻市と女川町からも同意を得られたため、東北電力は２０２０年９月までに廃炉作業に着手する方針を示しました。
　廃炉作業は２０５３年度までの完了を予定し、費用は４１９億円と見込まれています。東北電力は、２０２０年３月に国の原子力規制委員会から廃炉計画の認可を受けていて、作業着手には、宮城県などの同意が必要でした。