[2020_05_20_02]福島3号機水素爆発、原因分析に地元テレビ局の映像活用…規制委(読売新聞2020年5月20日)
 
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福島3号機水素爆発、原因分析に地元テレビ局の映像活用…規制委

 東京電力福島第一原子力発電所事故について、原子力規制委員会の事故原因の調査を行う検討会は、3号機原子炉建屋で起きた水素爆発について、地元テレビ局の映像を使った分析を始めた。炎の色や爆発のタイミングから、水素の量や爆発規模などを詳細に調べる方針だ。
 規制委は昨年、事故原因の究明作業を再開し、3号機については12月に原子炉建屋に立ち入った。現地調査で得られた新たな知見も合わせて映像を分析することで、爆発原因などに迫る。
 分析に使うのは福島中央テレビ(福島県郡山市)の映像で、建屋がオレンジ色の炎とともに空高く黒煙を上げて爆発する様子が映っている。
 2011年3月11日の東日本大震災で1〜3号機は炉心溶融を起こし、3号機は震災3日後の3月14日午前、建屋が水素爆発した。3号機は、爆発で大きく破損した部分が、建屋の東南部や3階の天井の一部に偏るなどの特徴があるという。
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