[2020_05_18_01]川内原発2号機定期検査へ 地元住民は感染拡大懸念(KKB鹿児島放送2020年5月18日)
 
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川内原発2号機定期検査へ 地元住民は感染拡大懸念

 九州電力はテロ対策施設の完成が設置期限に間に合わないことから、薩摩川内市にある川内原発2号機の運転を今月20日に停止すると発表しました。九州電力鹿児島支社立地コミュニケーション部の福原千春課長が会見で「2020年5月20日からおよそ9カ月間の予定で、第24回定期検査を実施します。」と発表しました。
 川内原発については、特定重大事故等対処施設(特重施設)の設置が期限に間に合わず、1号機は3月16日に原子炉を停止して定期検査を実施中で、今年12月26日の発電再開を目指しています。2号機については今月20日に原子炉を停止し、定期検査に入ります。ただ、特重施設の工事や定期検査の作業には、すでに県外から400人の作業員が入っていて、今後さらに増えることから、地元住民は新型コロナの感染拡大を懸念しています。九電は「県外移動者については、2週間前からの健康状態や行動歴に問題ないことを確認している。」とした上で、感染防止の徹底に努めるとしています。
 2号機の定期検査は来年1月26日までで、2月23日から運転再開を予定しています。
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