[2020_02_26_01]原子力規制庁「感想を述べ合うブレストだった」 非公開の事前会議を弁明(毎日新聞2020年2月26日)
 
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原子力規制庁「感想を述べ合うブレストだった」 非公開の事前会議を弁明

 原子力規制委員会が非公開の事前会議で重要方針を決めた問題について、原子力規制庁の片山啓(ひろむ)次長は25日の衆院予算委員会第1分科会で「(公開の)委員会に諮る原案を作成するための論点や感想を自由に述べ合うブレーンストーミングだった」と述べ、議事録の未作成や配布資料の廃棄に問題はなかったとの認識を示した。川内博史衆院議員(立憲民主党)への答弁。
 事前会議は2018年12月6日、更田(ふけた)豊志委員長や安井正也長官(当時)ら11人が出席し、関西電力の3原発に火山灰想定の再評価を命じる方針を決めた。命令文の原案も配布され、更田委員長らの指摘を受けて複数の箇所が修正されたことが毎日新聞の報道で判明している。
 川内氏は「会議では命令文の原案が配布され、議論や検討をしたのではないか」と追及。片山氏は「出席者全員に確認したが、配布されたのを誰も記憶していなかった。原案について議論や検討はなかったと認識している」と答弁した。【日野行介】

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