[2020_02_05_08]宮城県議会野党5会派 女川原発2号機再稼働めぐり県民投票条例提出へ(TBC東北放送2020年2月5日)
 
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宮城県議会野党5会派 女川原発2号機再稼働めぐり県民投票条例提出へ

 東北電力女川原子力発電所2号機について、宮城県議会の野党5つの会派は、再稼働の是非を問う県民投票条例案を議会に提出する方針を固めました。2月議会での提出を目指し、5日に詰めの協議が行われました。
 女川原発2号機の再稼働の是非を問う県民投票条例案は、みやぎ県民の声や社民党県議団など野党5つの会派の議員が、共同提案する方向で調整が進んでいます。協議では、住民投票の質問項目として「将来的には廃炉すべき」「やむを得ず再稼働に賛成」といった選択肢を盛り込むことが提案されました。
 女川原発2号機については、原子力規制委員会が、2月中旬以降、新規制基準への適合を認める正式合格を出す見込みで、東北電力は、2020年度中の安全対策工事の完了とその後の再稼働を目指しています。4日の原子力規制委員会の臨時会議でも東北電力の原田宏哉社長が、「再出発が近い」と話すなど再稼働への意欲を改めて示しました。
 再稼働には、審査への合格に加えて宮城県など地元自治体の同意が必要となります。県議会の野党5会派は、県などが同意するかどうか判断する前に県民の意思を確認しておく必要があるとして、2月12日から始まる2月議会で県民投票条例案を提出したい考えです。県民投票条例案は、2019年2月にも、市民グループが有権者約11万分の署名を集めて、村井知事に制定を直接請求し、議会に提案されましたが、反対多数で否決されています。
最終更新:2/5(水) 21:48
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