[2020_02_05_06]花角知事 環境相の発言に「趣旨確認したい」(新潟県)(TeNYテレビ新潟2020年2月5日)
 
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花角知事 環境相の発言に「趣旨確認したい」(新潟県)

 小泉環境相が4日、原発事故の際に被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤について「原発から30キロ圏内の住民への事前配布を推進する」考えであることを明らかにした。花角知事は5日、発言の趣旨を確認する考えを示した。
 原子力防災を担当する小泉環境大臣は4日、安定ヨウ素剤について「原発から30キロ圏内の住民への事前配布」を推進すると原発が立地する新潟県などに通達したことを明らかにした。
 安定ヨウ素剤は原発事故の際、外部に放出された放射性ヨウ素による被ばくを防ぐために服用する薬だ。
 県内でも柏崎刈羽原発から5キロ圏内に関しては国の指針に基づいて事前配布が行われている。
 しかし、5キロから30キロ圏内に関しては事故発生後に配布することになっていることから行われていない。
 花角知事は「県としては30キロ圏内の事前配布を求めている」とした上で、「発言の趣旨の確認をとっているところなので。事前配布のやり方について新しい方法を示唆しているのかそのへんも含めてよくわからないのでいま情報の確認中です」と述べた。
 一方、柏崎市の桜井雅浩市長は30キロ圏内に事前配布するのであれば予算措置など国の責任を明確にしてほしいと求めている。
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