[2020_01_28_01]<玄海町長 現金受領問題>町長、進退明言せず 議会全員協議会(佐賀新聞Live2020年1月28日)
 
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<玄海町長 現金受領問題>町長、進退明言せず 議会全員協議会

 東松浦郡玄海町の脇山伸太郎町長(63)が福井県敦賀市の建設会社「塩浜工業」から現金100万円を受け取っていた問題で、町議会は27日、非公開の全員協議会で脇山町長から説明を受けた。上田利治議長は「町の信頼を失墜させた責任を重く受け止め、進退を判断してほしい」と発言したことを報道陣に明らかにした。脇山町長は進退には言及せず「後援会と相談して決定したい」と改めて述べた。
 全員協議会には議員9人のうち8人が出席し、脇山町長が自ら経緯を説明した。終了後、取材に応じた上田議長は「(町長を)擁護する議員も、進退を問う議員もいた」と述べた。町長の進退に対する考えを問われると、「本人が決めるべき」と述べるにとどめた。
 別の議員によると、現金を昨年12月まで1年半にわたって保管していた点を問題視する声や「全国の原発立地自治体が色眼鏡で見られることになる」との指摘もあったという。
 脇山町長は「町民や県、原発立地自治体に迷惑をかけ、原子力政策にも影響を与えたことをおわびした」と報道陣に説明した。進退に関しては「申し上げてない」とし、結論を出す時期については「後援会長に委ねている」と明言を避けた。

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