[2019_12_13_04]高浜町元助役から地元警察へ金品、調査求める請願が不採択に 福井県議会常任委(福井新聞2019年12月13日)
 
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高浜町元助役から地元警察へ金品、調査求める請願が不採択に 福井県議会常任委

 福井県警小浜署元幹部が、関西電力幹部らへ金品を渡していた福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から1990年代に多額の商品券を受け取ったと証言している問題で、福井県議会土木警察常任委員会は12月12日、県警に調査を求める請願を不採択とした。県議会最終日の20日の本会議で、正式に不採択となる見通し。
 請願は「原発問題住民運動県連絡会」が提出した。第三者委員会による歴代幹部を対象とした調査と結果公表、再発防止の徹底を求めている。
 聖成(せいじょう)竜太県警本部長は対応について、3日の県議会代表質問で「事実確認の必要性を含めて適切に判断する」と述べていた。
 この日の常任委では、辻一憲委員(民主・みらい)がこの答弁について「かたくなな姿勢に疑義を感じている」と指摘。聖成本部長は「事実確認の必要性を含めて適切に判断する」と繰り返した。
 審査では、山浦光一郎委員(県会自民党)が「まず、その判断に委ねたらいかがか」と述べ、県警の意向を尊重すべきだとの見解を示した。

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