[2018_10_04_01]女川原発 緊急時30Km圏外避難完了に1か月以上(TBC東北放送2018年10月4日)
 
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女川原発 緊急時30Km圏外避難完了に1か月以上

 東北電力女川原子力発電所で重大な事故が起きた際、周辺の住民最大20万人が、原発30キロ圏外に避難を余儀なくされる可能性があります。その避難が、全て完了するまでに最大1か月以上を要することがわかりました。
 4日の宮城県議会一般質問。女川原発で重大事故が起きた際の広域避難の問題点を岸田清実県議が指摘しました。事故が起きた場合、自治体が策定した計画に基づき、女川町や石巻市など7市町の最大20万人が、車で原発30キロ圏外に避難を余儀なくされる可能性があります。13か所の検査ポイントでそれぞれ車1台1台の放射線量を測定する必要があり、この作業を終えて避難が完了するのに、最大1か月以上かかる計算になるということです。
 県は、避難完了の想定時間を計算していないこともわかりました。岸田県議は「避難者が、1か月以上車中泊を強いられる可能性もあり、県の対応には問題がある」と指摘。県は、「屋内退避の住民もいるため、20万人が一斉に避難するとは考えにくい」と説明しています。

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