[2018_07_05_19]岩石試験(全地連(全国地質調査業協会連合会)2018年7月5日)
 
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岩石試験

5−2 岩石試験
岩石試験は,露頭,ボーリングコアおよび横坑などから採取された主として新鮮な状態の試料について,室内で試験を行い,岩石の物理性,ならびに力学性を把握するためのものである。
その種類は,一般的に行われているものとして次のものがある。ただし,現状ではそれぞれの試験方法は各機関において規格化されてはいるが JIS で定められている試験方法はごくわずかである。

物理性 密度,吸水率,有効間隙率,含水率,安定性,浸水崩壊度,スレーキング,吸水膨張,乾湿繰返し,超音波速度試験など

力学性 圧縮強度,引張強度,ショア硬度,AE測定,破砕試験など

その他 X線回折,顕微鏡観察,CEC試験
試験結果は,主として土木設計施工のための基礎資料として用いられる。すなわち,@地山の性状評価の基準値,A地山物性値の決定,B膨張性の有無と程度の予測,およびC施工性などの検討に用いられる。

(後略)


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