[2017_11_29_05]新規制基準満たさぬ恐れも 柏崎原発 防火壁の穴 規制事務所長が見解(新潟日報2017年11月29日)
 
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新規制基準満たさぬ恐れも 柏崎原発 防火壁の穴 規制事務所長が見解

 東京電力柏崎刈羽原発で、防火壁の貫通部をふさがず建築基準法に違反していた問題で、原子力規制庁柏崎刈羽原子力規制事務所の平田雅己所長は28日、同問題が新規制基準の火災防護対策を満たさない可能性があると指摘した。再稼働に向けた審査対象になっている6、7号機の穴については、現地調査を実施する意向を示した。
 同原発では、1、2、4、5号機の原子炉建屋など計62カ所で防火壁の貫通部をふさがず、建築基準法に違反していた。6、7号機ではタービン建屋など17カ所で穴が発見された。
 平田所長は同日の会見で「穴が安全上重要な場所であれば、新規制基準の要求を満たさない可能性がある。審査対象の6、7号機をチェックする」と述べた。
 東電は、防火壁の穴について、新規制基準には抵触しないとの認識を示している。

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