[2017_11_29_04]事故対策の追加決定=原子炉冷却など、新基準に−規制委(時事通信2017年11月29日)
 
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事故対策の追加決定=原子炉冷却など、新基準に−規制委

 原子力規制委員会は29日、原発で重大事故が起きた場合に原子炉を冷やして破損を防ぐ設備の追加を義務付けるなど、新たな事故対策を新規制基準に盛り込むことを正式決定した。
 新対策の柱となるのは、事故で原子炉内が高圧になった際、冷却装置などで内部を冷やして圧力を下げる「格納容器代替循環冷却系」。東京電力福島第1原発と同型で、格納容器が小さい沸騰水型原子炉が主な対象となる。
 新基準はこれまで、放射性物質を減らした空気を原子炉から放出して圧力を下げる「フィルター付きベント」を義務付けていた。ただ、放射性物質を完全には除去できないため、今後は追加した代替循環冷却系を先に使うよう求める。(2017/11/29-16:52)

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