[2017_10_21_01]冷却水漏えいセシウム検出 六ケ所再処理工場(東奥日報2017年10月21日)
 
 日本原燃の六ヶ所再処理工場の分析建屋で冷水ユニット下部に漏えい痕があり、汚染検査の結果、セシウム137が検出されたことが20日、原子力規制庁が公開した面談録で分かった。作業員への汚染はなかった。
 面談録によると、4日午後4時すぎ、協力会社員が床面に電気炉の冷却水と見られる漏えい痕を発見した。原燃は漏えいが1リットル未満で、保安規定を超える汚染がないため通報対象外と判断したという。
 面談で原燃は漏えい痕発見前に、冷却水がセル内で漏えいしていたことも報告した。原燃は安全管理上のトラブルが相次いだことを受けて改善に取り組んでいるが、規制庁は「事実を正確に報告できていない状況で改善策を履行できるのか疑問だ」と指摘した。
     (阿部泰起)
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