[2017_09_21_01]伊方火山灰対策「四電に求めて」 市民団体が県に請願(愛媛新聞ONLINE2017年9月21日)
 
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伊方火山灰対策「四電に求めて」 市民団体が県に請願

 火山の大規模噴火で原発の外部電源が失われた場合、四国電力伊方原発3号機の非常用ディーゼル発電機が使えなくなる可能性がある問題について、市民団体・原発さよなら四国ネットワーク(愛媛県松山市)は20日、10月の3号機の定期検査による停止後、問題が解決するまで四電に再稼働させないことなどを中村時広知事に求める請願書を県に提出した。
 同団体によると、国の原子力規制委員会が7月、原発に影響する火山灰濃度の基準を現行より最大100倍程度高く見直す方針を決定。四電は今後、引き上げられた基準への対応が求められる。
 現状では噴火時、四電は2台の非常用ディーゼル発電機を交互に止めて吸気フィルターを交換するとしているが、新しい基準ではフィルターが目詰まりを起こすまでの時間が交換にかかる時間より短くなり、2台とも停止する事態が起き得るという。
 メンバーは県庁で「知事は住民側の立場に立って、直ちに対策を四電に求めてほしい」と訴えた。請願書を受け取った原子力安全対策課の担当者は「知事に報告し、対応を検討する」などとした。

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