参照元
【報ステ】経産省“非公表”指示　再処理工場建設費
　原発の使用済み核燃料を再処理する青森県六ケ所村の『再処理工場』の建設費が、約7500億円も増えたことが18日、正式に公表された。先月30日に国の認可が下りたが、再処理機構は建設費が増えたことを正式に公表していなかった。複数の電力関係者によると、経済産業省の資源エネルギー庁が7月2日投開票の都議選への影響を考慮して「6月30日の公表を避けるように」と指導し、都議選後も「会見など大げさにやらないように」と指示していたという。世耕経済産業大臣は18日「こちらの方から何か止めたということはないという報告を受けている」と述べた。再処理工場は1997年の完成予定だったが、設備のトラブルが相次ぎ、完成は23回も延期されている。総事業費は13兆9000億円に上るという。この巨額の費用は、電力会社から集める仕組みとなっているため、電気料金として利用者が負担することになる。