[2017_07_13_03]柏崎刈羽原発2号機の防火壁に穴 同日の代表会見で公表せず(新潟日報2017年7月13日)
 
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柏崎刈羽原発2号機の防火壁に穴 同日の代表会見で公表せず

 東京電力は12日、柏崎刈羽原発2号機原子炉建屋地下1階と地下5階の管理区域内2カ所で、建築基準法に違反し、配管を通すために開けた防火壁の貫通部をモルタルなどでふさがず、穴が開いたままになっていたと発表した。
 東電社員が8日、建屋内を巡回中、廊下と階段を隔てる防火壁に穴を見つけた。大きさは地下1階が直径約20センチ、地下5階が同約8センチ。配管工事は15年ほど前に実施されていた。
 建築基準法では、防火壁の貫通部はモルタルなどで埋める必要がある。東電は2カ所を埋めるほか、他の号機でも穴が開いたままの箇所がないか調査する。
 東電は11日に国や地元自治体に報告したが、12日午後2時に新潟本社で開いた橘田昌哉代表の就任会見では公表せず、報道発表は午後4時半前だった。発表がずれ込んだことについて東電は「会見までに事実関係など情報の取りまとめが間に合わなかった」とした。

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