[2017_05_04_01]福島第1、デブリ取り出し着実に=世耕経産相がチェルノブイリ視察(時事通信2017年5月4日)
 
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福島第1、デブリ取り出し着実に=世耕経産相がチェルノブイリ視察

【チェルノブイリ時事】世耕弘成経済産業相は4日(日本時間同)、1986年4月に史上最悪の事故を起こしたウクライナ北部の旧ソ連チェルノブイリ原発を視察した。
 世耕氏は視察後記者団に、東京電力福島第1原発について、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)を取り出す作業を着実に進める考えを強調した。
 エネルギー政策を所管する経産相がチェルノブイリを視察したのは初めて。視察した4号機は爆発後にコンクリートの「石棺」で覆われた。昨年、さらに巨大なアーチ型シェルターが設置されたが廃炉作業は始まっていない。
 世耕氏は「石棺化によって、センサーを入れにくくなったり、デブリの様子が分からなくなったり、という問題点があった」と指摘。その上で「福島第1原発は燃料デブリを取り出す作業計画が進んでいる。それをしっかりやっていかなければいけない」と強調した。

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