[2016_03_01_04]朝日航洋 空輸ヘリから木箱落下 関電発注品(毎日新聞2016年3月1日)
 
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朝日航洋 空輸ヘリから木箱落下 関電発注品

 1日午前10時8分ごろ、関西電力の発注を受けて福井県美浜町竹波の山中で上空約100メートルを飛行していた朝日航洋(本社・東京)のヘリコプターが鉄塔工事に使う碍子(がいし)入りの木箱(計約800キロ)を落とした。けが人はいなかった。国土交通省は事故につながる恐れのある「重大インシデント」と判断。同省運輸安全委員会が1日、航空事故調査官2人を現地へ派遣した。
 関電によると、ヘリは美浜町内のヘリポートを離陸し、2.1キロ離れた鉄塔工事現場に向かっていたが、約700メートル飛行したところで運搬用のネットごと木箱を落とした。ネットの四隅を絞る「玉掛け用ワイヤロープ」の片方が、ヘリ下部につり下げたフックから抜けていたという。鉄塔は、関電美浜原発から変電所に向かう送電線を支えるもの。
 関電発注の空輸を巡っては、昨年10月にも同県高浜町でヘリから空の木箱が関電施設内の庭に落下している。【村山豪】

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