[2015_10_09_02]金具14万3千枚 原燃、現品検査へ 浮き上がり問題 (東奥日報2015年10月9日)
 
 日本原燃は8日、六ヶ所再処理工場の地下構内で蒸気配管を支える埋め込み金具1カ所が浮き上がっていた問題で、工場内の金具約14万3千枚に超音波探傷試験などの現品検査を行うと発表した。
 原燃によると、金具を固定するネジが切断されており、施工業者が不適切な工事を行った可能性があるという。工場内には金具が約48万3千枚あり、原燃が2003年に一斉点検を実施したものの、施工不良を見抜けなかった。
 今回の調査計画で、現品検査を行わない金具については施工時の記録を再確認し、施工状態が適切だと確認できない場合は現品検査を行う。原燃は人員を増やして調査に当たる方針だが、終了時期は決まっていないという。
 問題発覚後、原子力規制庁は「金具の設置場所にかかわらず、全数で超音波探傷試験などによる健全性確認を一つ一つ確実に行うこと」と原燃に指示してい(後略)
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