[2014_03_18_02]<原発県議長協議会>再稼働で「公聴会開催は規制委主催で」(毎日新聞2014年3月18日)
 

<原発県議長協議会>再稼働で「公聴会開催は規制委主催で」

 全国の原発が立地する道県で作る「原子力発電関係道県議会議長協議会」会長=飯塚秋男・茨城県議会議長は18日、原発の再稼働に向けて地元自治体で開かれる公聴会について、「審査は国の責任で実施される。地元自治体との共催ではなく、原子力規制委主催で開催すべきだ」と求めた。
 規制委が示した再稼働に向けた手続きの流れによると、公聴会は地元からの要請があれば、審査の最終段階で地元自治体と共催で開くことになっている。協議会はこの日、原子力規制庁を訪問し、池田克彦長官に要請書を提出した。その中で、▽公聴会は規制委の主催で開催する▽原発の安全審査の結果は規制委の責任者が立地自治体に説明する−−など4項目を求め、「公聴会の共催は責任を立地自治体に分配するもので責任逃れだ。共催なら公聴会は認めない」などと批判した。
 池田長官は「多くの県には原発に関する技術委員会のようなものがある。公聴会は、その委員会の科学的技術的意見を聞くという趣旨だ」と説明した。【鳥井真平】

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