[2013_07_10_02]津波想定変更 北電に質問状 岩内の団体(北海道新聞2013年7月10日)
 北海道電力が国に申請した泊原発(後志管内泊村)の安全審査で、想定される津波の高さを引き下げたことに対し、同管内岩内町の「岩内原発問題研究会」は9日、北電に公開質問状を送った。また同研究会を含む道内15の市民団体は同日、申請撤回を求める抗議文を北電に提出した。
 質問状は、想定される津波の最高水位を従来の9・8メートルから7・3メートルに下方修正した根拠や、その根拠を示した機関名などを、16日までに回答するよう求めている。
 抗議文は申請に「激しい憤りを覚える」とし、撤回を求めた。札幌市中央区の北電本店で広報担当者に抗議文を手渡した札幌の市民団体「Shut(シャット)泊」の小林善樹共同代表は、津波想定の変更について「なぜ申請時に2・5メートルも引き下げるのか、理解に苦しむ」と批判した。
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