[2011_10_07_01]低濃度汚染水 浄化して散水(NHK2011年10月7日)
 
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低濃度汚染水 浄化して散水

 10月7日16時00分更新
 東京電力福島第一原子力発電所では、5号機と6号機の建屋の地下にある低濃度の汚染水を浄化したうえで、敷地内に散水する作業を7日午後から始めました。
 東京電力は周辺の自治体などから了承を得ていて、環境への影響はほとんどないとしています。
 福島第一原発の5号機と6号機では、タービン建屋の地下に津波や地下水が流れ込んでたまっている低濃度の汚染水を、仮設のタンクやメガフロートに移送していますが、その量は上限の90%ほどに当たるおよそ1万7000トンに達しています。
 東京電力は、この汚染水から放射性物質と塩分を取り除いたうえで、敷地内に山積みにされ、乾燥して自然発火のおそれがある伐採した木に散水する作業を、7日午後2時すぎから始めました。
 散水する水は、放射性セシウムなどの濃度が、国が示した海水浴場の水質基準を下回っていて、環境への影響はほとんどないとしています。
 東京電力は、今後、1日100トンのペースで、敷地内のおよそ120万平方メートルに散水する予定で、計画については周辺の自治体や漁業協同組合の了承も得ているとしています。

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