[2011_11_11_01]津波深刻被害をぎりぎりで回避 女川原発、安全委報告(福井新聞2011年11月11日)
 東日本大震災による東北電力女川原発の被害を現地調査した原子力安全委員会の小山田修委員が10日、津波による深刻な被害をぎりぎりで回避した状況を安全委の会合で報告した。
 小山田委員によると、原発が設置された約15メートルの高台が地震で1メートル沈下し、高さ約13メートルの津波が押し寄せたが、浸水は一部にとどまり、外部電源が1系統使えたため深刻な事態を免れた。
 女川原発は3月11日の地震で1〜3号機が自動停止。外部電源を失った上に津波で非常用電源も働かなくなった東京電力福島第1原発事故と違い、女川原発では残された外部電源を使って原子炉の冷却機能を維持できた。
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