[2011_07_04_03]第7回 誘発地震 どの活断層も危険性 遠方でもずれ発生 高まる発生確率 ”時限爆弾”のよう 本震の数年後にも(中日新聞2011年7月4日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 東日本大乗災が起きて以降、東北から離れた地域でも大規模な地震が頻発している。震源域の海底プレートが大きく揺れ動いたことで、各地の活断層がずれる「誘発地震」だ。全国の主要な活断層は109を数える。大地震の発生地から遠方にいたり、時間が経過しても、誘発地震の備えは常に必要だ。(中略)
 中部地方には国が観測を続ける主要な活断層が30を超す。その中で、政府の地震調査委員会は6月9日、牛伏寺(ごふくじ)断層(長野県松本市、塩尻市)で誘発地震の可能性が高まったと発表。そして同30日には松本市でM5.4の地震が発生し1人が死亡、10数人が重軽傷を負い、国宝松本城にもひびが入った。気象庁は午伏寺断層との関連を調べている。(中略)
 1944年12月に三重県沖でプレート境界型の昭和東南海地震(M7・9)が発生した際、一カ月後の45年1月に三河地震(M6.8)が発生。2306人が死亡し、七千戸超が全壊したとされる。さらに、48年6月の福井地震(M7.1)も昭和東南海の誘発地震だと考えられている。

KEY_WORD:TOUNANKAI_:MIKAWA_:FUKUI_:HIGASHINIHON_:栄村:公民館が倒壊:十日町断層帯:名古屋大減災連携研究センターの鷺谷毅教授地震学:静岡県東部M6.4:岐阜県飛騨地方M4.7:島根県東部M5.1:地震調査委員会:牛伏寺断層:名古屋大減災連携研究センターの山岡耕春こうしゅん: