[1997_10_13_16]反原発運動マップ_和歌山県那智勝浦町・古座町_那智勝浦・古座原発計画_はんげんばつ新聞編集部●_p164(緑風出版1997年10月13日)
 
参照元
反原発運動マップ_和歌山県那智勝浦町・古座町_那智勝浦・古座原発計画_はんげんばつ新聞編集部●_p164

 和歌山県の熊野灘側にも、那智勝浦町浦神、古座町田原という、隣接する二つの町に関西電力の原発計画地があった。古座町では1968年に町議会が誘致決議をした後、72年には誘致・設置反対決議、78年には同決議の白紙撤回と二転三転。町長も、時には賛成派、時には反対派と転変しているが、積極的な推進の姿勢は見られない。那智勝浦町では、69年に町議会が誘致を決議したのを、71年に誘致・設置反対に逆転、今日に至っている。
 周辺の串本町、古座川町、太地町でも反対決議がなされており、とりわけ太地町では、町が原発反対予算を組み、文字通り町ぐるみでの反対運動をつづけている。

[那智勝浦町]
 面積183・40平方キロメートル、人口2万0419人(1996年3月末)。那智大社、那智の滝で知られる。

[古座町]
 面積46・00平方キロメートルのうち82パーセントが山林。原発計画地の荒船海岸は、吉野熊野国立公園内の名勝である。人口6343人(1996年3月末)。
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