[2006_06_13_02]伊方1号機 制御棒位置計に異常 運転停止中 回路接触不良か(愛媛新聞2006年6月13日)
 12日早朝に県内を襲った地震から約三時間半後の午前八時半ごろ、運転停止中の四国電力伊方原発1号機(西宇和郡伊方町)で、制御棒の位置を示す中央制御室の計器が、実際と異なる表示をするトラブルが発生した。四電は関係の電子部品を交換し、午後四時半に復旧。地震の影響の可能性は否定できないとして関連を調べている。
 県と四電によると、1号機の制御棒33本のうち、原子炉から抜いて固定している12本中の1本が上下に約18cm幅で動いている数値を表示。関係回路のスイッチ操作で正常値に回復した。午前八時の数値に異常はなかったという。回路の一時的な接触不良が原因とみられる。制御棒の位置は、別系統の装置などで異常がないことが確認された。
 制御棒は、原子炉の手動停止などで使う制御用と、事故など緊急時や定期検査時に制御用と併せて使う停止用があり、トラブルがあったのは停止用制御棒の位置指示計。
 県などによると、2号機は地震後も通常運転。定期検査中の3号機と合わせ、故障や損傷は確認されなかったという。1号横は湿分分離加熱器の故障で五日から運転を停止していた。
 原子炉ごとの地震加速度計は1号機22ガル、2号機21ガル、3号機24ガルを観測(いずれも震度3相当)。運転・保守担当者ら計70人体制で各プラントの一、二次系設備を巡視点検した。2001年の芸予地震の観測値は48−64ガル。1−3号機の各原子炉は140−190ガルで自動停止する設計になっている。
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