[2005_11_16_01]東日本 震度3、津波50センチ M7.1、岩手で200人避難(茨城新聞2005年11月16日)
 15日午前6時39分ごろ、北海道から東北、関東北部にかけて震度3の地震があった。気象庁によると、震源地は牡鹿半島東の三陸沖で、震源の深さは浅い。マグニチュード(M)は7.1。
 気象庁は北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸、岩手、宮城、福島、茨城各県に津波注意報を出し、岩手県大船渡の検潮所で午前7時35分、最大50センチの津波を観測したほか、青森県八戸、宮城県石巻などにも津波が到達した。
 岩手県田野畑村役場は沿岸部の400世帯に避難勧告を発令。約200人が高台に避難したが、被害はなく、注意報は午前8時38分解除された。
 東北新幹線は午前6時39分に送電をストップ。上り三本が一時、運転を停止した。
 気象庁は「今後津波を引き起こすような余震の可能性は低い。(近い将来の高い発生確率が指摘されている)宮城県沖地震との関連はない」と説明。地震は太平洋プレートで起きた正断層型で、震源は日本海溝の外側。海溝の外側で起きる地震は珍しいが、過去には1933年にM8・1の昭和三陸地震が起きている。
 震度3を記録した主な地域は次の通り。震度3=南幌、新冠、弟子屈、釧路町(北海道)八戸、三沢、野辺地、下田、五戸(青森)大船渡、盛岡、二戸、花巻、北上、遠野、江刺、前沢、平泉(岩手)石巻門脇、古川、気仙沼、栗原築館、登米、仙台、塩釜、蔵王(宮城)横手大雄、大仙(秋田)酒田飛鳥、尾花沢(山形)福島、郡山(福島)常陸太田高柿、つくば(茨城)
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