【記事09068】本日正午の大地震 東海道鈴川方面が震源か 一尺余りも陥没した鈴川駅(大阪朝日新聞 号外1923年9月1日)
 
※以下は地震関連の見出しと重要と思われる部分をテキスト化したものである

○本日正午の大地震 東海道鈴川方面が震源か 一尺余りも陥没した鈴川駅
 一日正午前後より約五分間乃至七分間にわたって東海道沼津付近を中心として近来稀有の強震あり、東海道静岡県鈴川駅付近に地すべりを生じ線路を破壊して列車不通となり東京発下関行急行第三列車は立往生するの??なきに至った、鈴川駅は地すべりのため約一尺五寸陥没し付近一帯の被害甚大なる見込みなれど電信電話等一切不通にて詳細判明せず、貨物列車も同時に不通となった
○電信電話悉く不通
○大阪の観測
○地震と駿河湾の大海嘯 富士山爆発の変じたものか
 東海道鈴川を中心とした激震は一日午前十一時五十八分から約五分間にわたって三回あり、それから二十分を経て二回、午後一時に至り二回にわたり揺り返しがあった、鉄道線路惨害のため??等下り特急列車は沼津に立往生をし蒲原、岩淵駅との間に約二鎖の土砂陥没した一説には富士山を中心として山麓浮島沼が震源地であるともいわれ富士山爆発するのが地震に変化したものだろうともいわれている、この地震と同時に三保の松原に高さ九尺余の海嘯が三回にわたって、??押寄せ駿河湾の海水は四五尺まして怒濤を起こしたこれがため付近に出漁中の漁船その他の船舶はその揺れ波で一所に打揚げられた(静岡電話)
○地震から横浜大火か

ココ をクリックすると記事を原寸大で表示します
KEY_WORD:KANTOUDAISHINSAI_: