弥陀ヶ原
 
弥陀ヶ原上部の室堂平 雄山山頂付近から 2011 年 9 月 15 日 気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 立山周辺の急峻な山地の低所を埋めて成長した安山岩・デイサイトの成層火山。火山の山頂部は侵食で失われている。弥陀ヶ原・五色ヶ原は主に火砕流堆積物の台地。数万年前にマグマ噴火は終わったが、その後の水蒸気爆発によって弥陀ヶ原東部に多くの爆裂火口を生じ、現在は噴気活動が活発。安山岩・デイサイトのSiO2 量は57.4〜62.9 wt.% である。別名、立山火山ともよばれるが、立山連峰自体は基盤の花崗岩類から構成される。

 
[ リンク集 ]
 

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 弥陀ヶ原は富山県にある高原で、中部山岳国立公園内にある活火山である。数万年前にマグマ噴火は終わっているが、その後も火山活動は盛んだ。その名のとおり高地の平原が多いが、活火山であることは留意しておきたい。
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 弥陀ケ原は富山県にある高原で、中部山岳国立公園内にある活火山である。標高は1600mから2000mほどある。
 この広い高原が、立山の雄大さを作っている。標高が高いために11月ごろから7月ごろまで雪におおわれる。
 高原を立山黒部アルペンルートの立山有料道路が通っている。2012年にはラムサール条約に登録された。夏には川が流れ、「餓鬼の田」と呼ばれる池塘が数多く存在する高原湿地であるので、多くの種類の高山植物があるので選ばれた。
 舗装された立山有料道路と木道の遊歩道や展望台が整備されている。近くに温泉も多い。
 2007年から噴火予報と警報の発表を開始していたが、2016年に常時観測火山に追加した。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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