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第1章地震と活断層 1.地震と活断層の概要 地震 震源・震源域
参照元
震源・震源域


 地震が発生したとき、その地震を発生させた活断層の最初に破壊した点を「震源」、震源の真上の地表の点を「震央」という(図1)。また、一般に震央付近の地域を「震源地」ということがある。震央までの距離を「震央距離」、震源までの距離を「震源距離」という。
 震源の「深さ」はほぼ0〜700kmであり、おおむね、100km以浅の地震を「浅発地震」、100kmを超える地震を「深発地震」としている。
 地震の時、活断層は全体が同時にズレ動くのではなく、先づ最初にその活断層のどこか1点(震源)が破壊し、その破壊が順次伝わって行き活断層の一定の範囲まで広がる(第2章2.2)「断層破壊の仕組み」、42頁)、こうして破壊した活断層全体を「震源断層」、震源断層とそれに伴って活動した地域を「震源域」という(図1)。

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