戻る <<前 【記事79860】<川内原発>専門家委「熊本地震の影響なし」 提言まとめへ(毎日新聞2017年2月7日) 次>> 戻る
KEY_WORD:_
 
参照元
<川内原発>専門家委「熊本地震の影響なし」 提言まとめへ

 ◇三反園知事は近く判断を表明へ
 九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の安全性などを議論する県の専門家委員会が7日、鹿児島市内であった。熊本地震後も川内1号機の設備に異常がないという九電の報告に異論は出ず、専門委は来週末までに「地震の影響はなかった」とした提言をまとめる。川内原発の運転の是非について判断を保留してきた三反園訓(みたぞの・さとし)知事はこれを受け、近く判断を表明する。
 専門委は昨年12月19日に設置。定期検査で停止していた川内1号機が同月8日に運転再開した際、三反園知事は「専門家に議論してもらって判断する」として運転を止めず、結論を先送りしていた。
 専門委の会合は2回目で、今年度最後。終了後、知事は報道陣に「専門的見地からまとめたものを提言いただくことになると思うので、私なりに安全性を含めて判断できればと思っている。避難計画は見直すべき点があれば見直す」と語った。
 一方、座長の宮町宏樹・鹿児島大大学院教授は、専門委が判断したのはあくまでも熊本地震による影響の有無で、原発の運転に「お墨付き」を与えるわけではないという立場を強調。「安全性(全般)について結論を出すのは委員会の能力をオーバーしている」と述べた。【杣谷健太、遠山和宏】

戻る <<前 【記事79860】<川内原発>専門家委「熊本地震の影響なし」 提言まとめへ(毎日新聞2017年2月7日) 次>> 戻る